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ゲルハルト・リヒター 写真論/絵画論

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僕個人的にかなり好きな本で内容がとてもエキサイティングだなぁ。以前他の日本人のアーティストの本を読んだ時に「海外の人だと一つ一つの表現の理由と意図を聞きたがる」と言っていましたがまさにそうですね。哲学的/社会的な意図をインタビュアーが追求するから途中からどっちがアーティストかわかんなくなる。日本みたいなへりくだった感じのインタビューとはわけ違いますよ。僕が思うのは、リヒターさんは映像や写真やAIに比べてペインティングで今の社会を表すのが難しいと思うからこそ、これまでの絵の積み上げてきた固定概念を根本から崩す絵を目指してるんだろうなと思う。そうすれば絵画自体をゼロからイチに移行するように新たな感覚で見れるんじゃないかという理想を追ってる気がする。その問いを自分にし続ける理由は「何で僕は絵を描かずにはいられないんだろう」と思うからこそ、そこに限界がないような気がしてならないんじゃないかなと読んでいて思います。やっぱりアートには人間には絵にはロマンがあるなと思う。

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