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井上洋介漫画集 ナンセンス展
¥6,850
僕自身ナンセンスだなんて言いたくないのは、彼のこのスタイルが一般に定着してセンスだと確立したからそう見えるのか。どれを取っても一コマで伝わるストーリーラインがあってその想像する余地や話の顛末をナンセンスと呼ぶのかね。のちに可愛げな絵本を数多く手掛けるとは思えませんが…いや思えるのか。子供こそ残酷な世界観をイメージしてるからなのか通ずるものがあるか。構成は和田誠さんです。
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舟越桂 夏の邸宅
¥4,160
SOLD OUT
この人の作品には最初にギョッと思わしてその後不思議に惹かれるような何かとてもスペシャルな要素があるといつも思う。別に作り物という感じがしないわけでもない、完全な作り物だとわかっているのに滑らかに動き出しそうな。そう思ったら途端にギコギコと音を出して作り物のように動き出しそうな気配を醸し出してる。紙の上の作品しかまだみたことないから今はその本で想像に頼るか。人生に楽しみは多いな。ふむ。
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Negative Space
¥2,960
イスラエル出身のグラフィック・アーティスト/イラストレーターのノーマ・バーの作品集です。自分のルーツももしかしたらあるのかもしれませんが最初の方のページに「世界でもっとも過酷な現実を、受け入れやすい形にすること」と書いていて、これが彼のやっている仕事の大義名分なんだなと思いました。社会の構造や状況を受け入れやすい形にしてみんなの心に落とし込むのが。だからこそ風刺が効いた作品でなんともかっこいいポリシーだ。
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Hi, HOW ARE YOU? 無垢なるモンスター:ダニエル・ジョンストン物語
¥8,780
Lo-Fiというジャンルを作った第一人者と言っても過言ではない音楽家ダニエル•ジョンストンの人生を追う作品集/自伝ですね。ニルバーナが彼の絵のTシャツを着てめちゃくちゃ有名になったんですけど本人はかなり愛される変わり者なんですよ。僕が見たドキュメンタリー映画で「悪魔に取り憑かれてるから助けようとした」とかなんだとか言ってマンションにいるおばさんを追っかけ回して逃げるために窓から飛び降りて問題になったりなんかしてね。笑 何でヒーローになるかわかりませんから人生は面白いもんだなと彼を見て呑気に思ってました。
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Yamana Ayao 1998
¥4,120
資生堂の広告や文学の挿し絵などを数多く手がけたグラフィックデザイナー山名文夫さんの展示会の図録です。資生堂とかになると女性がターゲットになると思うんですけどその広告や絵を男性が手掛けるっていうのはどこか特に女性に刺さる絵やデザインを生み出す能力があるんでしょう。その目が僕も欲しい今すぐ。何かコクトーを思わせる雰囲気がありますね。
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杉本さなえ Close Your Ears / 耳をとじて
¥6,580
杉本さなえさんの初の作品集です。この本を開いた時の第一印象は「え!?いいな!!もっと有名になるべきだ!!」でしたね。本の質もめちゃくちゃこだわっていてページをめくるたびにワクワクしますよ。赤の使い方が素敵で暖かいような冷たいようなどちらとも取れる表情を描くのがとっても素敵だなと思います。そしてメルヘンな世界観も相まって自分の体調次第では突き放されたような感覚にも身近に思えるような感覚にもなりそうで僕の想像力が掻き立てられます。
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RAYMOND SAVIGNAC AFFICHISTE
¥2,930
レイモン・サヴィニャックの展示会が日本で行われた時の作品集です。この本の最初の方に「彼は広告の黄金期から衰退まで感じた人物だ」みたいな悲哀に満ちた感想が書かれていました。産業が衰退しても価値があるものは当時の価値を超えて今も残るんだなと思いました。その時の広告を見て僕たちはそのブランドの製品を買おうとは思わないけどそのポスターには、より価値を感じるんですね。本来の意図を超えた、アーティストが宣伝価値/クライアントワークとしての効力を超えたまさにアーティストですね。
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Aleksandr Rodchenko
¥11,200
ロシアのグラフィックアーティストだけにはとどまらないアーティスト「アレクサンドル・ロトチェンコ」の作品集です。この表紙のお洒落さだけでも優勝なんですけど、ロシアの世界観から作られる独特のコラージュや写真作品も良作です。当時のグラフィックアートといえば今で言うテレビコマーシャルみたいなもので人々をある意味洗脳するようなパワーを持った、その上で偉大なるアーティストですからその時国の中ではスーパースターですよね。僕はロシアの映画やアート作品が好きなんです。これももちろん、好きなんです。
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1994年4月号ガロ
¥1,480
中身よりも存在が光る。こんなもんわちゃわちゃ考えるな。ジャケ買い推奨のキマるカッケェ雑誌だよ。それがガロてもんよ。君の本棚にこの世界観を宿せ。笑
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Baspuiat by Himself
¥6,180
SOLD OUT
ブラックカルチャーの中では神様のようなアーティストですよね。彼の真似のような絵は数多く見ます。真似したくなる気持ちも多分にわかる。ファッションシーンともにそれぐらい何か魅力を感じる。もし若く亡くなられていなかったらどんな人生だと考える数少ないカリスマじゃないですか。そんな彼、バスキアの自分自身を描いた作品にスポットを当て彼の人生観を探るロマンのある一冊です。1日だけ、いや2週間だけなってみたい人だな。
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Obey The Art of Shepard Fairey
¥8,640
「obey/従う」 社会に対する反骨の意を込めてか、はたまた自分の本当の意思に沿って動くのか、どちらとも取れるのか…。オバマのイラストなどアメリカで不動の地位を築くストリートアーティストの作品集ですね。ひたすら連続される「obey giant」とそれを撮る本人のお洒落な写真たち。ここまで同じテーマをやり倒す精神力はまさにフェチと情熱ですね。それをひしひしと感じれる良質な作品集です。
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YOSHITOMO NARA NOBODY’S FOOL
¥8,940
SOLD OUT
日本を代表する現役アーティストの奈良美智さんの展示会の作品集ですね。この展示会を機に大きく彼の認知度が上がったという文をどこかで読みましたけどこの本の作りを見るに相当作り込まれてた当時の強い思いなんかも感じれますね。彼の絵は僕も大好きで何度も見たことがあります。奈良さんの絵に関しては描いてるもの以上に感じるものの要素の方が強烈で、ミニマルなこのスタイルとは打って変わった感情的インフォメーションが込み上げてきますよ。世界で活躍するのは納得だ。
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ロッキング・オン・ジャパン H Vol.18 1997 9月増刊号
¥2,740
どこかでも言ったんですけど、流行が僕の知るところだとアメカジに始まりストリートファッションに行き、K-POPに変わり今Y2Kですよね。だんだん日本国に近づいてきて今はもう日本の過去に憧れてしまってるような気になるんですよ。憧れからエモーショナルへ変貌を遂げ日本が一番いい時期に恋するみたいなね。この雑誌はただの過去の雑誌じゃなくて今日本人がやりたい日本の憧れが詰まってるんじゃないですかね。どんなクリエイターでもある意味欲しくなるような一冊だと思います。
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Tomi Ungerer politics
¥3,960
トミー・ウンゲラーさんのポリティカルな絵を集めた作品集なんです。表紙の絵とか見てください。白い鳩で平和の象徴なのに、下に拳銃を隠し持ってるんですよ。たぶん「偽善者が最も危険だ」じゃないですけど、戦場における緊張感みたいなのをあまりにもカッコよく描いてますよね。すべての絵が1話完結みたいな感じで、しっかり政治的な、かつストーリーがわかる絵になっていて、まさに天才の技です。
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草間彌生前衛の軌跡
¥1,870
なぜ彼女が前衛芸術家で居続けられたのか探る本なんですが、日本人として、そして女性としてここまで世界で評価されていると本当に気持ち良い上に励まされるなと思います。僕がフランスに行った時、ちょうど草間彌生さんとLVがコラボしていて、街におっきなおっきな草間彌生さんのバルーンフィギュアがあって「この人はすごい!!!」と思いましたね。良い思い出だ。
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リドリー・スコットの世界―The making of his movies
¥1,780
リドリー・スコットと言えばどの作品ですか?「エイリアン」ですか?「ブレードランナー」ですか? GQに出演したりと、けっこうメディアでも話してくれる監督なんですけど、彼が映画史の重要人物になることは間違いないですよね。最初は弟を引っ張り回して映画を撮っていたと語っていましたが、そこから今を思うと感銘深いです。そんな彼のクリエイター魂を知れる本ですね。
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横尾忠則全版画 (サイン入り)
¥7,000
多作な作家ほど飽きとの戦いで、それに伴いいろんな手法を試しつつも、自分の芯となるスタイルを築き上げていくのかもしれないと思わす横尾さんの版画の作品集です。それは名作がないという理由ではなく、傑作を生むエッセンスを作る違う動線だという感じがして、同じように最高にカッコいい絵を彼は描きますね。
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R. Crumb / ロバート・クラム 「Odds & Ends」
¥8,780
アンダーグラウンド・コミックの先駆者ロバート・クラムの作品集です。彼の絵はなんだろう。顔を塞ぐ手の間から見たくなる風景に近い不快感の中に潜む美的感覚みたいなのがありますよね。他人の理解できないフェチに興味が湧くみたいなことなのかも。和訳された漫画が日本だと少ないのでね。いいですよこの本。
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和田誠 宮澤賢治童話の挿絵
¥3,240
宮沢賢治の作品を和田誠さんの絵で楽しめるというなんとも贅沢な作品。僕がまず最初に人生を変えるほどのインパクトを与えてくれた人は宮沢賢治さんで、彼の作品に触れる機会を作ってくれたというだけで義務教育は捨てたもんじゃないなと思ってます。当時、小学六年生の頃に読んだ「注文の多い料理店」をまた和田さんの絵で思い出せる。
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永井博作品集 Time goes by…(サイン入り)
¥6,740
なぜかわかりませんが、彼の絵を見ていると海外の風景なのに日本を感じるというか。海外がより近かった頃の日本人の目を通して見た外国の風景みたいな感覚になってしまうんですよ。シティポップといえば昭和で、平成で、日本がバブルを経験して…そんなことを思い浮かべるのかも。不思議と村上春樹の作品のことも思い浮かべますね。
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Street Art, Book Art
¥1,670
この本とっても可愛くてですね。「世界にいるストリートアーティストに本のデザインをさせてみたら?」みたいなコンセプトで作られた作品集なんです。僕が街を歩いていたら感銘を受けたアーティストも載っていたのでたまらず現地で買ってしまいました。僕からしたら思い出深い本でストリートアートは良い絵だとしっかり人の記憶に残りますから。ダメだと言われていないとやっていても気持ちよくないので大人はちゃんと叱ってあげてください。
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Art Record Covers
¥5,300
これまで出たCDジャケットの名作デザインを1から100まで見れる良本です。これを見ているともしかしたら僕たちの正方形の中のデザインに対する美的感覚はレコードとCDから来てるのかな、そこからInstagramの世界に移っていったのかなとか思いました。今はスマホのサイズで長方形が主流になりつつありますが…。話を戻すとCDの名作を辿るということは偉大なアーティストにほとんど触れられるということです。お洒落とメッセージと音楽の融合を一つで手に取れるあのCDの感覚ですよ。
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LICHTENSTEIN DRAWINGS & PRINTS
¥6,420
ロイ・リキテンスタインの作品に辿り続けるまでのドローイングを見れる貴重な本作。漫画のような絵をキャンパスに描くあのスタイルでも精密に洗練された下書きが施されています。アーティストのビハインドストーリーが見れるなんて贅沢です。
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TARANTINO BY TARANTINO
¥480
SOLD OUT
タランティーノのパルプフィクションぐらいまでで彼が大スターになるまでのキャリアについて書いてある本なんですけど結構過小評価されてるのかなこの作品。彼がどれぐらい貪欲に映画界に参入していったか事細かく書かれています。僕が好きなのは彼のガールフレンドが「この人はキスをしながらも映画の話をするから恋愛は無理だと思った」というエピソードです。笑