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村上春樹さんの短編集を読むと、もうすでに自分の身にも物語になるようなことが起きているのに自分が掴みきれてないような気がするんですよね。
思い出をあるテーマで集めて、それをケーキで上からよく切れる長い包丁を使って8分割したような感覚があるね。
彼の良いところは何か解決を見出すというよりも、いつも思い出に想いを馳せてるところですね。
何かが起きるというよりもずっと氷が溶けるのを待つような間を感じることが素敵だなと思う。
それをむず痒いと思う人もいるんだろうけど、僕はとっても好きかなと思う。
なんでか分からないけど、僕が中学校の頃にとある太った仲の良い子が不登校になってね。
僕は仲良かったんだけど素行が悪かったから先生に僕のせいだと思われて何か質問されたりして、それ以降彼が学校に来る事はなかったんだけど。
時期をあけて成人式。
僕が学校に行くとその子もいて、当時見た時よりも何倍かまた体を大きくしててね。
僕がいるのに気がついて、僕の方へ来て「久しぶりだね」みたいな会話をしたと思う。
その後「俺学校休んだ理由次の日の笑っていいとも!見たかってん」「それだけやねんけど、なんかそれ以降学校いけへんくなってん」て言われてさ。
安心でもなんでもないんだけど、なんてことない「そうなんだ」が出てね。
なぜかそれを思い出したね。
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