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高橋源一郎 さようなら、ギャングたち
¥820 税込
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「ここは詩という不思議な惑星」というような世界観で奇天烈に情緒を動かしながら続く不思議な物語。80sの雑誌を読んでいた時、当時この本が一世風靡したと書いてあったからすかさず読んだ。「詩なんてなんでも良いんだ」「何者でもない君は詩なんだ」というように支離滅裂なことを言われ続けて希望を抱きそうな気配を自分にも感じそうになる文章。主人公は詩を教える学校の先生。いろんな人との別れと出会いがあり、ここでは好きな人がその人の名前を決める。「僕が決めるのも嫌だけど決められるのも嫌だ」「なのにどうしても性行為の時だけ名前がないと雰囲気が出ないんだよ」こんな会話がリズミカルに続く。「こうあるべきだ」と思える面白い読書体験と「これでも良いんだ」と思ってしまうほど人のクリエイティビティをこちょばしてくる良い作品だよ。
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