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ジム・ジャームッシュ INTERVIEWS

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インディーズ映画のスタイルを作り出したと言ってもいいアメリカの映画監督ジム・ジャームッシュのインタビュー集。僕が思うにアメリカの映画シーンでインディーズで貫いた映画監督はデイビッド・リンチとジム・ジャームッシュ。そして、一般的に手法も作品も知られているのはジム・ジャームッシュ、という感じだ。本人は「ファッショナブルなのは避けてる」と言ってはいるものの、詩の世界をリスペクトする彼の映画はミニマルなのに僕らのこころに宿る大切な物語を描いているような気になる。読んでいて思うのは、彼はずっと自分のできること/身の丈を分かっている。彼の言う野心もポリシーもないそのスタイルが映画にまるっと入り込んでいる。例えば、雨の日ピザを届ける男をみて彼に何かキャラクターが浮かび上がれば、それはもう詩であり映画だ。「ライターて奴は何かと何かを比較しないと理解できない連中だ」…なかなか痛快な言葉だった。

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